色覚異常(色盲)なのですが、日本へ技能実習に行くことはできますか

色覚異常(色盲)なのですが、日本へ技能実習に行くことはできますか

bbcgroup.vn 16/11/2025 16:00
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質問:

私は先天性の色覚異常(色盲)なのですが、日本へ技能実習に行くことはできますか。会社の方にご相談させていただきます。

回答:

色覚異常(色盲)は、科学的には「色覚障害」と呼ばれ、一部またはすべての色を識別できない状態を指します。しかし、物自体ははっきり見えるため、自分が色覚異常であることに気づかない人も多くいます。

色盲は、色の判別が難しくなる症状です(イメージ画像)

色覚異常の原因や危険因子にはさまざまなものがあります:

  • 遺伝性の要因先天性の色覚異常はよく見られ、特に男性に多く発症します。緑色(一般的)や黄色(まれ)などが見えにくくなります。重症度によって軽度・中度・重度に分類され、両眼に影響が出る場合があります。
  • 薬の副作用一部の薬(心臓病、高血圧、勃起不全、感染症、神経疾患などの治療薬)が原因となり、色の識別が困難になることがあります。
  • 慢性疾患による合併症糖尿病、心疾患、緑内障、アルツハイマー病、パーキンソン病、白血病、鎌状赤血球貧血などは視覚に影響し、色覚異常を引き起こすことがあります。治療後に回復する場合もあります。
  • 加齢年齢とともに視力や色の識別能力が低下し、高齢者に色覚異常が現れることもあります。

色覚異常の方でも、日本で技能実習に参加することは可能です。しかし、他の応募者に比べて競争力が低くなる場合があります。そのため、職種の選択には特に注意が必要です。色覚異常では適さない仕事も多く、日本へ行けても実際に配属されない可能性があります。

また、企業や送り出し機関に病状を隠すことは絶対に避けてください。日本の企業は労働契約を取り消す場合があり、入国時にも問題になる恐れがあります。

ご存知の通り、日本では労働者の採用条件が非常に厳しく、13種類の疾病に関しては渡航が認められていません。これは製品の品質を守り、労働者の安全を確保するためです。そのため、色覚異常の方は、送り出し機関の指導のもとで、応募可能な限られた職種に挑戦することになります。

応募可能な職種例(主に建設業・男性向け):

  • 足場組立作業
  • コンクリートの穿孔・切断作業
  • 型枠作業

色盲の方でも、足場(とび)作業の求人に応募することは可能です。

一方、女性の場合は、日本以外の国(台湾や中国など)での就労機会を検討することをお勧めします。

(出典:総合情報)